広告代理店の仕事
デザイン事務所と広告制作会社の違い
デザイン事務所と広告制作会社との違いを考えてみたいと思います。
デザイン事務所と広告制作会社の違いを考える。
まずデザインの意味を考えてみます。
デザインとは実用面などを考慮して造形作品を意匠する事、目的をもって具体的に立案・設計する事など様々な意味を持った言葉ですが一般的にはデザイン力=表現力のように感性を生かして表現する事のように思われるのではないでしょうか。実際にデザイン事務所にデザインを外注する場合に担当デザイナーには幅広い表現力であったり個性的な表現力、つまりセンスと言われる部分に期待します。
次に広告制作会社の意味を考えてみたいと思います。広告とは「興行物を広く世間に知らせ人の関心を引き付ける事」と辞書に書いてありますのでアート的な制作物を作るのではなく人の関心を引き付ける事をどう考えるかが広告制作会社の仕事であると考えます。
そこで広告を制作させて頂いた事例を参考に人の関心を引き付ける事をどう考えたかをご紹介させて頂きます。
下記が不動産広告をデザインさせて頂いた時の事例です。
今回の物件は販売価格がお求めやすい価格帯であった為、返済訴求を行う事によって賃貸世帯の方がお家賃と比較した時に分かりやすい広告になる事を意識してデザインを行いました。以下がその時のチラシのデザインです。
今回の広告の企画でこだわった点は、リアルさを感じさせる返済訴求です。一般的な月々返済の告知方法は5万円台よりとする事が多いのですが物件価格によっては6万円台もありえるのでお客様に誤解を与えない情報の提供を行うようにしました。デザインを行う際にはクライアント様のブランド力を損なわないように意味のあるデザインを行う事を意識してPOPでおしゃれ感のあるイラストを活用しました。またターゲットが若年のファミリー層である為、明るいイメージで共感を感じてもらえるようなグラフィックデザインにこだわりました。そして価格以上の価値を感じて頂けるように商品のアピールポイントをしっかりと説明するように心がけました。
このように広告制作会社とは人の関心を引き付けるための企画力・提案力が最も重要だと考えています。