看板
ブランディングにつながる看板のデザイン
今回の記事では大阪府の不動産会社様からご依頼頂いた新築一戸建ての分譲地の現地看板のデザインの制作事例をご紹介致します。
ロゴマークを生かした看板のデザイン。
今回のお仕事では撮影やロゴマークのデザインそして分譲地のネーミングそして物件サイトの制作やチラシなども全てお任せ頂いたので分譲地のブランディングを効果的に行う事が出来ました。下記の写真が今回デザインさせて頂いた看板です。
まずネーミングは現地のモデルハウスの完成イメージをお聞きし、若年層にも共感頂けるネーミングにしたいと思いました。またこのエリアは大阪で分譲されている他の物件と比べてもアミューズメントや商業施設が充実したアクティブなロケーションイメージである為、この地域のイメージとマッチするように心がけました。そこで「自分らしく生きる」をコンセプトに、モデルハウスを参考に自分らしく生きる為の住まいづくりを自由設計でしませんかとメッセージ性のあるネーミングにする事にしました。この時、気を付けた事はネーミングが長くなりすぎると覚えてもらいにくい、ポータルサイトでのタイトルが長くなりすぎるなどの弊害があるという点です。そこで英語のbe one selfという言葉を採用する事にしました。次にロゴマークを考えたのですが、このネーミングとキューブ型の外観デザインをイメージしやすいマークにしたいと思いました。今回のネーミングはシリーズ化も可能なものでもあると思ったので長く使用する時、1色で使用した時でも可読性が損なわれないものにもしたいと思いました。そこで正面はB、右側面は1(one)、上部はSをベースにデザインする事でネーミングと連動するようにしました。
次に看板のグラフィックデザインですが看板サイズは正方形というクライアント様からのご要望がありましたのでロゴマークの形を生かしたデザインを行う事でロゴマークを引き立たせ分譲地全体のイメージアップにつながるようなしたいと思いました。この時気をつけた点は素材の写真のトリミングに細心の注意を払い、当社で撮影させて頂いた写真の魅力を損なわないようにしました。デザインは料理と同じで素材を生かしておいしく調理=魅力的に見せる事だと思っていますのでデザインする時は一流のシェフの気持ちになるように心がけています。もう1点重要な事は不動産の現地看板の目的は「分譲地の現場はここです」と認知させる事であるので分譲地の名前が目立つように配慮しています。納品は看板の板面に出力貼りしたものを現地へ納品させて頂き、取り付けはクライアント様で行われました。