デザイン
店舗

細やかな配慮が必要な店舗デザイン

今回の記事では屋外看板や店舗デザインを行う時に、気をつけなけばいけない事や施工費を抑える為の工夫などをご紹介させて頂きます。

販売センターの外装デザイン

看板等をデザインする場合、施工方法やメディアの事を理解した上でデザインを行わないと施工時にトラブルが発生します。例えば写真を多用した色の再現性にこだわったデザインの場合、下地の状態を把握して使用するメディアを選ばないと思っているような色の再現性ができなくて施工後のイメージがプレゼン時のイメージより劣ってしまう事があります。
また季節や使用期間によってもデザインや施工方法に考慮しないといけない事も多々あります。夏場のような太陽の光が強い季節にかけて長期間使用する場合は色あせにも配慮した濃いめの色でデザインを行ったり、色あせしにくいインクや熱に強い良質のメディアやUVラミネート等を使ったりして対策を行います。予算をかけるべきところは妥協しないでトラブルがおきないように施工方法を選択する事が重要です。
このように後から様々な要因によりデザインに影響を与える事が発生する事を想定しながらデザインを行わないと満足できる仕上がりにはなりません。次に紹介する大阪の不動産会社様の現地販売センターの外観装飾デザインでどのような点に気をつけながらデザインを行ったのかをご説明させていただきます。

販売センターの外観装飾デザイン事例
不動産会社様の現地販売センターの外観装飾デザイン

今回は既存の販売センターの外壁に装飾デザインを行うという内容のご依頼を頂きました。
今回は現地看板を建てにくい状況であったので、販売センターの壁面の道路に面した側を現地看板の代わりとして使用する事にしました。施工はクライアント様が手配されるのでどのような施工方法がとられても問題が起きないように看板のデザイン面の外側に余白を作り、その余白の部分を使って壁面と看板をビスで固定する事ができるようにデザインを行いました。「モデルハウスがご覧頂けます。」の文字の上の「お近くの」は現地のモデルハウスが完成した時には取り外しができるように分けてデザインを行いました。施工が複雑になって施工費の予算が上がらないように、なるべく一枚物のメディアで施工できるようなグラフィックデザインを行いました。

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