広告代理店の業務範囲

広告代理店の仕事と言えば、広告をデザインして折込などの告知をクライアント様の代わりに行うというイメージがあると思いますが、他にも様々な業務を行っております。どんな業務を行っているのかを今回はお話させて頂きます。

マーケティングまで行う広告代理業

当社に以前ご依頼頂いたハウスメーカー様のB3チラシを事例に広告代理店の行う仕事内容をご説明させて頂きます。チラシのデザインだけでなくマーケティング等のお話にも少し触れますので広告代理業の仕事の奥深さが感じて頂ければ幸いです。

この広告のご依頼内容はハウスメーカー様の新規プロジェクトの開始と同時にそのプロジェクトのコンセプトを具現化した新築一戸建て分譲住宅の分譲開始チラシを制作させて頂くものでした。
今回完成した建物の写真が使用できなかったので、コンセプトが伝わるようなイメージ広告で新規分譲への期待感が膨らむようなデザインを行う事になりました。
広告のデザインは外部のデザイン事務所にご依頼をしたのですが、この時ストックフォトと契約したイメージ写真を表面で大きく使用する事でハウスメーカー様と住宅のコンセプトの雰囲気が伝わるデザインにして頂きました。
ただこの写真だけでは分譲住宅のイメージが伝わらないので街並みの完成予想イラストをサブで配置しています。今回のイラストは納期とご予算と仕上がりイメージを考慮して水彩タッチのパースが得意な外部のパース制作会社様に制作して頂きました。
次に裏面でのコンセプトの説明では、コンセプトが見事に間取りに反映されていましたので間取りと絡めてコンセプトのこだわりを伝える事で解りやすい広告になるように配慮しました。
このお仕事を頂いた際に、クライアント様から市場調査のご依頼がありましたのでマーケティングも実施致しました。外部の市場調査会社にご依頼し、オープンデータの分析とヒアリング調査をして頂きました。
もともと新築一戸建ての需要が少ないエリアなのに競合となる物件が多く、かつ商圏を拡大して考えないと供給をカバーできないという調査結果が導きだされたのでいろいろな方策を検討した上で最も効果的な常設の住宅展示場の建設等のご提案をさせて頂きました。広告代理店としては広告に繋がるご提案をした方が売上になるから、そういう路線に強引に結論を持っていきがちですが、当社としてはクライアント様の利益に繋がるベストなご提案を考えてそのようなご提案をさせて頂きました。その事がクライアント様のパートナーとして信頼関係が築ける事と信じているからです。
信頼関係があってこそより良いご提案が可能となるのでクライアント様の利益に繋がる広告制作が可能となります。

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